防護スーツ(Hazmat Suit)には、『放射線ダメージー98%』という強烈な隠し性能が付いてます。カタログスペックを大きく凌駕する、驚異的な防御性能ですね。
これをパワーアーマーにも取り付けるべく、Miscに接続する同性能のPA用モジュール『Hazmat Protection』を作ることにします。
隠し性能に関する、前回の記事はこちら。
- 放射線カットモジュールの作成
- Hazmat Protectionモジュールの動作確認
- (おまけ1)防護スーツ(Hazmat Suit)の強化改造
- (おまけ2)Hazmat Protectionモジュールだけを強化
放射線カットモジュールの作成
以下のオブジェクトを作ります。 まず各項目をざっくり説明。
モジュールの項目概要
constructible Object
生産レシピ。好きに設定して平気です。ジャンクだけでなく、防護スーツを材料にすることも可能。
Object Effect
モジュール用エンチャント。防護スーツ用のは不具合になることがあるので新設。
Instance Naming Rules
動的名称変更。改造で名前が変わるアレです。無くてもいいです。
Keyword
動的名称変更に使うだけなので、無くてもいいです。
Misc.Item
インベントリ上のモジュール。
Object Modification
モジュール本体。
以下、作成の流れになります。
Object Effectの作成
装備に付ける為のObject Effect(エンチャント)。バニラのEnchPA_HazmatRadReduction (0014EF47
)をコピペしただけなので、中身省略。
True Storms - Wasteland Editionを導入してる場合、バニラのエンチャントを防護スーツ以外に取り付けても動作しません(Magic Effectの発動条件に、防護スーツ着用が追加された為)。
削除せず対処する為に、Object Effectを新設して防護スーツから切り離しました。
Keywordの作成
モジュール取り付け時に『(Hazmat Protection)』の名称を追加する為のKeyword。名称変更をしないなら、無くてもいいです。
Misc.Itemの作成
インベントリ上のアイテム。適当な物からコピペして作成。
Object Modificationの作成
モジュール本体。接続先のapスロットを、Miscに設定。Target OMOD Keywordを未設定にしたので、全PAに6部位どこでも取り付け可能です。
あとは、作成したエンチャント、Keyword、アイテムを指定。
Constructible Objectの作成
生産レシピ。防護スーツから部品取ってくっつける、的ロールプレイということで。
Instance Naming Rulesの作成
モジュール取り付けに伴う名称変更。好きな名前で設定できます。
ソーティングMODやPAオーバーホール系のMOD等で変更されることが多いので競合注意。互換パッチ作った上で追加してください。
以上で完成!
Hazmat Protectionモジュールの動作確認
とりあえず胴にくっつました。腕や足でも付きます。
KeywordとInstance Naming Rulesを設定していれば、モジュール取り付け後に『(Hazmat Protection)』の名前が追加されます。
いざテスト。まずは前回載せたSSから。
放射線耐性1990のPAで、マスフュージョンのリアクターに1分滞在。RAD振り切れ、かなり被曝。
『Hazmat Protection』モジュールを装備。98%カットが機能してる為、線量計ほとんど振れません。ダメージも微々たる物。
実験成功!
(おまけ1)防護スーツ(Hazmat Suit)の強化改造
防護スーツ用Perkを更に強化すべく、HazmatSuitRadResistancePerk(0014EF46
)を変更します。
赤枠の所、ダメージ倍率を0.02から0.01へ変更。
この0.01のおかげで、ダメージが半分になる筈です。
ノーマルではリアクター滞在1分で9ダメでしたが・・・
98%>99%カットにしたことで、僅か5ダメに。想定通り、おおよそ半分。
(おまけ2)Hazmat Protectionモジュールだけを強化
防護服の性能はそのままで、PAだけカット率を99%に引き上げます。最初に作った『Hazmat Protection』から改変する形で、ざっくり解説。
Perkの作成
HazmatSuitRadResistancePerk(0014EF46
)をコピペして新規Perkを作り、おまけ1の内容を設定。『0.02』のパラメータは2個しか無いので、わざわざCK起動しなくても平気です。
Magic Effectの作成
HazmatSuitPerkEffect(0014EF48
)をコピペして、そこに作ったPerkを設定。
Object Effectの変更
あとは、『Hazmat Protection』で最初に作ったObject Effectに、上で作ったMagic Effectを繋げば完成。
必要なオブジェクトが全て独立化した為、命名規則以外の競合リスクが無くなるというメリットも有ったり。
リアクター前1分。もはや昼寝しても平気な程度のダメージですかね。
以上で終了!