Leveled Listが競合した際の対処方法です。Fallout4はスクリプト方式が多いので、あまり遭遇しないかもですが。基本は他の競合対策と一緒で、互換パッチを作って対処するだけです。
Leveled Listの基本的な内容は、こちらを参考に。
f4mod.hatenablog.com
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使用武器のLeveled List競合
例えばRaider Overhaul WIPとModular Simonov PTRS-41を併用すると、あちこちでLeveled Listが競合します。例えば『LL_Raider_Weapons_Boss(0005F42F)』とか。名前の通り、ボス格レイダー用武器のLeveled Listです。
ロードオーダー次第ですが、この並びではRaider Overhaulの変更が潰されてます。
ボスに限っては対物ライフルがメインでも良さそうですけど、例として共存させることに。
Leveled Listの競合修正
普通のプラグインの互換パッチ同様、両方のレコードを共存させれば、レコード上の競合は解消します。ただしこのLeveled Listに限っては、この状態でゲームを進めると不自然に感じるかもです。
※差分表示なので武器が7個しか表示されてませんが、実際は10個あります。
Leveled Listの調整
該当するレイダーの武器ですが、レベル1では対物ライフルorパイプ銃(各種ひっくるめて)の二択で、それぞれ50%。ところがレベル上昇に伴いショットガンやアサルトライフル等が追加される為、対物ライフルの所持確率がレベルが上がるにつれて低下します。強力な武器の確率が下がるのは、ちょっと違和感あるかもです。
そこで、例えば最終レコードをこんな感じにするとボスっぽいかも。弱めの武器を削除して、全てレベル1からの適用に変更しました。
これだとレベルに無関係で、
- アサルトライフル
- ミニガン
- プラズマガン
- 対物ライフル
確率25%の四択になります。
この辺の調整は好みもあると思いますが、単純な共存だけでは微妙な結果を招きかねない、ということですね。
いずれにしても確率の問題で、両方の設定が生きることに違いは無いです。ミニガン持つこともあれば、対物ライフル持つこともあります。
商人販売アイテムの競合
今度はGrenade Pistol and APWとAS Vektorの共存を試します。どちらもダイアモンドシティで店売りされますが、競合状態にある為、どちらか片方しか売りに出されません。
『AS Vektor』がロードオーダー後方
Grenade PistolのLeveled Listが潰されてる為、AS Vektorしか店頭に並びません(一番上、タグ未設定の武器)。
『Grenade Pistol and APW』がロードオーダー後方
今度は逆パターン。Grenade Pistolは売られるようになりましたが、ASVektorが消えました。
ロードオーダーをどう変更しても、どちらか片方潰れることに変わりないです。よって、互換パッチを作る以外に解決策がありません。
Leveled Listの互換パッチ作成
商人の販売品目を設定するコンテナ。アイテム単体もしくはLeveled Listで設定します。どちらのMODもこのコンテナにLeveled Listを追加している為、競合状態です。ロードオーダー後方の変更しか反映されません。
対策は簡単。さっきのレイダー武器の例とは違い、どっちも全部店頭に並べば良いだけです。よって、両方のLeveled Listをコンテナに入れてやれば解決します。
双方とも売られるようになりました！
コンテナへの追加ではなく、バニラのLeveled Listを改変する場合もあると思いますが、対処方法は一緒です。
以上、Leveled Listの競合対策おしまいです！
